約 211,545 件
https://w.atwiki.jp/chaos-touhou/pages/152.html
気を扱う妖怪「紅 美鈴」 読み:きをあつかうようかい「ほん めいりん」 カテゴリー:Chara/女性 作品:紅魔編 属性:無 ATK:0(+3) DEF:1(+2) [永続]自分のキャラにバトル以外によるダメージが与えられる場合、そのダメージを3減少する。 Main [ターン1]〔【スタンド】から【リバース】にする〕目標のキャラ1体を【表】にする。 くそ、背水の陣だ! illust:ukyo_rst 紅魔-013 RR SP 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 -紅魔編-」 ネームが「紅 美鈴」であるキャラ・エクストラ一覧 華人小娘「紅 美鈴」 芳華絢爛「紅 美鈴」 紅魔館の陰と陽「パチュリー・ノーレッジ」 「紅 美鈴」 紅魔館の門番「紅 美鈴」 紅魔館の番人「紅 美鈴」 「十六夜 咲夜」 紅魔館の使用人「紅 美鈴」 「十六夜 咲夜」 気を扱う程度の能力「紅 美鈴」 気を扱う妖怪「紅 美鈴」 明治十七年の上海アリス「紅 美鈴」 上海紅茶館「紅 美鈴」 Stage3 紅色の境「霧雨 魔理沙」 「紅 美鈴」 東方紅魔郷 「紅 美鈴」
https://w.atwiki.jp/cozmixtouhouss/pages/18.html
紅美鈴 いつも元気な、紅魔館のムードメーカー。 時刻選択 初日 00:00
https://w.atwiki.jp/touhoiuyamaut/pages/23.html
概要 東方紅魔郷3面ボス、東方文花帖5-1,3,5,7ターゲット。 東方萃夢想にもパッチを当てれば使用可能だが、台詞はあるもののストーリーは無し。東方緋想天には、萃夢想に出演したキャラクターの中で唯一出演していない。 しかし、東方非想天則にはストーリー付きで再出演を果たす。 紅魔館の門番を務めている中華風の妖怪。妖怪であるが、何の妖怪かは不明。 東方非想天則において、中国の古典をそらんじる比那名居天子に対して「天界では祖国の古典を勉強したりするんですね」と発言しており、本人が嘘をついていなければ中国出身で間違いないようである。ただし、どの時代の中国なのかは一切不明。他の中国出身キャラクターが元ネタも時代もハッキリしているのとは対称的である。 作中では番人してるだけの普通の人と自称する。武術を得意とし、弱点らしい弱点はないらしい。逆に言えば特に秀でた能力は無い。ある程度以上の妖怪に対してはあまり強い方ではないが、対人間となると死角が無いために相当手強い相手だろう。人間でもかなりの達人であれば美鈴と勝負にはなるようだが、悲しいかな人間と妖怪の差からくる体力差等により、美鈴に勝つ事は非常に難しい。勝つためには、どこかの巫女や魔法使いのように妖怪並の力を持つか、制限時間とか3ノックダウン制などのルールを定めて闘わないといけない。 門番として侵入者を撃退するために戦うが、それとは別に武術の達人である事により、武術家としての挑戦者もかなりの数に上るらしい。 目撃報告例によると昼寝をしていたり、動きの変な緩い踊り(太極拳)を踊っていたりといった妖怪の割には穏やかなエピソードが多く、話しかけても普通に世間話をしたり愚痴を聞かされたりするという事から危険な妖怪ではない事が窺える。館に忍び込もうとしたりすると遠慮なく攻撃してくるようだが、その場合も謝って退散すれば見逃してくれる。 東方文花帖の記述によると紅魔館の花畑の管理もしているようで、パチュリーが花畑に作ったミステリーサークルの対応に苦慮している様子が描かれている。 神主(ZUN)にも名前を忘れられるという超不憫なキャラで、その事が二次設定にも影響を与えている。 気を使う程度の能力 「気を使う」と言っても「気配り」とかそういった意味の“気”ではない。 オーラとかそういった類の、武術における“気”のことを指す。 キーボードで入力するときの注意 紅美鈴(ホン・メイリン)という名前についてだが、普通に「ほんめいりん」と入力しても普通のパソコンだと「本命リン」「奔命リン」などに変換されてしまい、紅美鈴に変換されない。 「紅美鈴」名前を入力するときは「くれないみすず、べにみすず、こうみすず」のように入力してから変換しないといけない。 だれがみすずですか! ……という事だったのだが、Office IME 2010やGoogle日本語入力では辞書に東方キャラクターの人名が追加されたため、ホンメイリンで変換できるようになった。やったね! ATOKはニコニコ大百科の辞典データを導入すれば一発で変換できたが、現在は配布終了している。 山内狼幻想郷では、未来編では、中国に帰っている。中国鬼の妖怪(西遊記でいう銀角、金角の同種。)という1940年代当時の台湾総統の叔父が本人の父親らしい。それは、過去の邂逅編で明らかとなった。また、祖父は、台湾と中国の内戦で亡くなっており、兄の紅 龍がいる。
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/42.html
・《紅 美鈴》 ・《華人小娘 紅美鈴》 ・《色鮮やかに虹色な門番》 ・《紅魔館門番隊》 ・《気療》 ・《彩符 「極彩颱風」》 ・《単独・背水の陣》 中国は無いのか~♪ -- リップル (2008-01-24 19 40 47) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/576.html
美鈴4 9スレ目 635 やぁ皆、元気にしてるかい?あんまり暑いからってクーラーの効いた職場でネットしてちゃ駄目だぞ☆ 暑いからこそ!外に出て、汗をかこうじゃ無いか!でも熱中症と脱水には気をつけろよ(はーと おれ?俺はいま稽古中の美鈴を眺めて精神の稽古中 あれ?誘われたからもっと近くで眺めげふんげふん、一緒に汗を流してくるよ! あれだな、胸に目がいくのは男に生まれたんだからしょうがないよな しかし暑い、美鈴の汗が(以下省略 「○○さん!?」 「へ?ぶるぁっ」 見事な蹴りが、俺の首を薙いだ めのまえがまっくらになった! 「組手中に余所見をするだなんて・・・危険ですよ?」 「あー・・・すまん」 「まったく、何に目を・・・」 俺が何を見ていたのか、思い出して、かくにんしたらしい 「えーと・・・すまん」 とりあえず起き上がってみた、もんだいない 「・・・」 「・・・」 美鈴は赤くなって俯いている、この暑さのせいではないだろう 嫌な沈黙だなぁ・・・ 「美鈴っ!」 「へ?ひゃぁぁ!?」 不意をついてタックル、美鈴はタックルをカットできない!そしてそのまま持ち上げた 「え?え?な、ななに!?」 「はっはっはー」 そのまま湖岸まで走った、そしてそのまま湖へ 「ヒャッホゥ!」 「きゃああああ」 ざっぼーん、ぶくぶく 「・・・」 「・・・ぷはっ!○○さん!?どういうつもりで・・・あ、あれ?○○さん?」 青年潜水中 「○、○○!?もしかして溺れひゃっ!」 水の中、足に纏わりつく何か 水草か、それとも魚か 魚にしては動きがやらし過ぎる、こんなスケベな魚はいないだろう 「この・・・どこに・・・あっ・・・」 消えた、何処かへ、流石の彼でもそろそろ限界だろう・・・大丈夫でしょうか? 「美鈴・・・」 背後からそーっと出て、抱きしめた 「ひゃぅ!?○○さん・・・」 「美鈴、もうちょっと涼んでいこうか」 「あ・・・はい」 そのまま少し、抱きしめていた、不思議と暑さは感じなかった ただ彼女の体温を感じる事に集中した 9スレ目 847 「○○さん~」 夜、俺が最も元気になる時間 美鈴と交代して門を守っていたのだが 「美鈴、まだ起きてたのか」 寝間着で姿を現した美鈴、妖怪とはいえ真冬の夜にそのような軽装では寒かろう 「これ着とけ」 そう言ってきていたトレンチコートを羽織らせた 「わ、私は大丈夫ですから・・・」 そういいつつも、少し震えている、気がした 「俺は寒くないから、吸血鬼だし、死体と変わらんさ、だから・・・遠慮するな」 蜥蜴みたいに周りの気温に合わせる事が出来る、お嬢様ぐらいになれば自由自在らしいが・・・ 「あ・・・ありがとうございます」 寒さのせいか、顔を赤く染めて、そう言った 門前で座り込んで紅茶を飲む、ただ何を話すわけでもなく 「・・・眠れなかったのか?」 「え?い、いえ・・・そういうわけでは・・・」 寝付けないわけではないらしい、紅茶を届けてくれただけなのか?十分にありがたいが・・・? 「・・・」 「・・・」 会話はない 肩と肩が触れるか触れないか、そんなギリギリの位置で 俺がもうちょっと小柄か、コートがもっとでかければ二人で一つのコート、何てことも出来たんだろうが 「ああ、あれがあったか」 「え?」 俺は持て余していた莫迦みたいに長いマフラーを 「え?ええ!?」 美鈴の首に、二人で一つのマフラーを共有した 「○、○○さん!?こここれは」 さりげなく距離を縮めた、ゼロ距離 美鈴を抱えて、俺の膝の上に座らせた 「~~~~っ!!????」 美鈴はパニくってる、真っ赤になってなんか悶えてる 「ななな!?○○さん?○○さん?」 「悪い、前に森近のトコで見た漫画でこういうことをやってたから・・・嫌だったら止める」 「いえ!嫌だなんてことは」 即答だ、俺のほうがびっくりした 「・・・漫画だとよく解らんが・・・実際してみると、緊張するな、心臓もドキドキ言ってるし」 「は、はい・・・○○さんの心臓の音が・・・」 気がついたら美鈴を抱きしめていた、支えていた腕を前に回して、力強く 「んー・・・暖かいな」 「はい・・・暖かいです」 そのまま二人で、何を話すでもなく過ごした これで雪でも降っていれば漫画を再現できたなと、思ったりしたが 結局朝日を拝む前に自室に退散した そういえばコートもマフラーも忘れてきたな 「○○さんのコート~♪」 曰く、今日の美鈴はは露西亜の軍人の様な格好をしていたらしい あと長いマフラーをたなびかせていたとか何とか 10スレ目 52 拳が、〇〇の肝臓を強烈に揺さ振った。 「――〇〇、立てる?」 「無理……息するだけで痛すぎる」 はぁ、なんで〇〇は館に出入りを許されないのだろう。 毎日来て、あっさり私に破れて……これでは日課じゃない 「大体、一度入館を許されたときに何をレミリア様に言ったのよ?次から絶対通すなって厳命されたのよ?」 「大したことじゃないよ」 あ、痛そうに藻掻いてる 〇〇が自力で帰れるまで、いつものように世間話をして……いつものように帰っていった ずっと続いてるなぁ、この関係 「レミリア様、お招き戴きありがとうございます」 〇〇と名乗る男を、館に招いたときの話だ。 「〇〇、お前程度の実力と素質で美鈴に勝てるはずもないのに。なぜ挑むの?」 「挑むことに意味があるのです」 「ふぅむ、面白いことを言ったら出入りを許そうと思ったんだけど」 「あぁ俺、美鈴が好きなんです。挑んで彼女と一緒に居たいってのが唯一の目的なので、むしろ出入りを許さないでください」 私は、おかしくてお腹を抱えて笑った 本気で思ってるなら、本物の馬鹿だ。 咲夜以外のメイドたちは、笑い転げる私を見て恐怖している 「――…気に入ったわ。〇〇が美鈴を落とすまで、紅魔館への出入りを禁じる。 さぁ、はやく出ていきなさい」 〇〇が、今日は来なかった。日課になっていたので、調子が狂う 〇〇が、今日も来なかった。面倒がなくていい 〇〇が、今日も来ない。暇を持て余す 〇〇、来ないと何だか寂しい 〇〇が来た! 「いやあ、風邪引いちゃって」 そうか、よしボコす! 「はぁ、平和ねぇ……何かこう、派手なことはないかしら?」 「レミィが起こせばいいじゃない」 「そうね、霧を出すなんてどうかしら」 「図書館の湿気は上げないでね」 後の紅霧事変である うpろだ635 掌打が入った手ごたえ。 衝撃音と同時に彼は吹き飛ばされ、地面に転がる。 「――今日はここまでです」 「っ痛~~……お疲れ様、美鈴」 打ち抜かれた腹部を押さえながら、起き上がる○○さん。 「お疲れ様です……あの、大丈夫、ですか?」 いつものように実戦訓練を終えて。 そしていつものようにやられてしまう○○さんに歩み寄る。 「大丈夫、骨とかまではいってない。なんだかんだで美鈴、手加減してるな?」 そう爽やかな笑顔で手抜いてることを見抜かないで下さいよ……バレないようにやってるつもりなのに。 「……それは○○さんが未熟だからです! もっと精進してくださいね」 「はは、それもそうだな…努力する」 「今日はもういいですから、早めに休んでくださいね」 「助かる……それじゃ、また明日な」 彼がこの館に来て(拉致られて)2ヶ月が経つ。 レミリア様曰く「弱そうなくせに、位の高い妖怪と戦おうという気概が気に入った」とのこと。 紅魔館の外の領域をナワバリとしている妖怪と、無謀にも戦おうとしていたらしい。 それがたまたまレミリア様の目にとまり、問答無用で連れてこられたのだ。 彼も行く当てが無かったようで、この館に滞在することを了承した。 仕事もすると張り切ってはみたものの、咲夜様の仕切る館の中に自分の仕事はないと見たらしく、 私の元へやってきて「一緒に門番をやらせてくれないか」と頭を下げたのだった。 紅魔館には人間も妖怪も時折やってくる(大抵は図書館の蔵書の閲覧が目当て)。 新しく雇われた、非力だという彼には人間の折衝を頼むことにした。 私は、いざとなったら力を使わなければならない妖怪相手。 自称非力(それでも人間よりは力強い)な彼ではあったけど、人当たりの良い性格をしていた。 その事もあってか人間にも好かれ、里にもちょくちょく用事を足しに降りていた。 人と話して納得させるのがそれほど得意ではない(拳で語るのは好きだけど)私にとって、彼の話術はとてもありがたかった。 「あら、○○。どうしたの? こんな所で」 彼を見つけたのは看護室の前。 「ああ……咲夜さんですか。ちょっと、美鈴との実戦訓練で」 しこたまやられまして、と苦笑い。 よく見てみるとあちこちにアザや擦り傷の痕。 やられました、なんて自慢にもならない事なのだけど……悪気はないのだろう。 元々彼には人間の相手しか頼んでいない。余程の事がなければそれほど大事にはならないはず。 「そう。あんまり無茶はしないようにね」 「いえ、館内に外敵を入れないのが門番の仕事ですから。この程度はどうってことないですよ。 ……咲夜さんこそ、あまり無茶はしないでくださいね。それでは、また明日」 鼻歌交じりで去っていく○○。 (……不思議なヒト) 誰かに気遣われるのなんて、何年ぶりだろうか。 普通、レベルの低い妖怪はどこかネジが抜けた性格をしているハズなのだけど。 彼はどこまでも人間臭く、そして妖怪らしさが微塵もなかった。 妖気だってあるんですよ~、と話してくれたこともあったけど、 よくよく注意をして見なければ気付けない程のもの。 (そもそも低級妖怪ごときが人型なんて取れたかしら。それに……) 妖気がほぼ0な妖怪なんて聞いたこともない。 「……寒ッ」 朝起きて、布団から出て。 第一声がそれだった。というか脊髄反射で口から飛び出た。 最近めっきり冷え込んだな、位には思っていたのが、窓の外をみやればちらほらと雪が降っていた。 本格的に冬が訪れたらしい……噂に聞く黒幕、とやらでもやってきたのだろうか。 勤務服に着替え、その上に防寒着も着込む。 動きを阻害するので門番の立場としては好ましくないのだが、風邪は引きたくない。 背に腹は変えられないって奴だ。 「これでいいかな……さて、仕事仕事」 里で見つけたもこもこの手袋も完備でのんびりと扉を開けた。 「おはよう美、鈴……?」 ……白銀になりつつある世界に違和感が一つ。 「あ、おはようございます○○さん。寒いですねぇ」 俺の前で腕をさする美鈴は、いつもと何ら変わらない格好だった。 「お前……それで寒くないのか……?」 ちらほらと雪も振るような気温である。幾ら妖怪であっても寒暖の差は感じる。寒いものは、寒いはず、だよな? 「なんですか、その変人を見るような目つき……寒いに決まってるじゃないですか! ただ、その……冬服、ダメにしちゃって」 ずーん、と縦線と暗い雰囲気を身にまとう美鈴。放っておいたら地面に"の"の字でも書きそうだ。 詳しい話を聞いた所、去年の冬服の類を仕舞う際に(忙しさ故か)おざなりにしたせいで、 冬服一式が悲惨な状況になっていたとのこと。詳しくは想像に難くない。 「何ていうかその……大変だったな」 「そうですよ! こんな寒い中上着もありゃしないし、お気に入りの服だって……嗚呼」 何てことやっちゃったんだろ、と顔を手で覆う美鈴。随分気にしているらしい。 ……ふと、良い事を思いついた。 「用事があるから里まで行って来る。これでも着てろ」 着ていたジャケットを美鈴に被せる。 「へ? うわぁ」 「里のじさまに用事があるのさ。この時間帯なら来客も少ないし、お前一人でも多分大丈夫だろ? じゃな!」 了解の答えも聞かずに駆け出す。 「あ、ちょっと○○さん!?」 すぐ戻るから! と振り向かずに叫びながら走り去る○○さん。 「あーあ、行っちゃった……」 これ、どうしよう。 ○○さんが私に(半ば投げつけるように)かぶせていった、ファーのついた防寒着。 置いていった彼は寒くないのだろうか。 「着てろ……って、言ったよね」 恐る恐る、袖を通してみる。 「わー、でかい」 案の定、彼と比べて背丈の低い私には有り余る代物だった。 彼が着ている時は腰くらいまでの丈に見えたのに、私が着ると腿のあたりまで。 でも、暖かい。 (○○さんの匂いがする……って、何考えてるんだろ私) 慌てて首を振る。誰も見て……ないよね? 遠めに人影(?)が見えたのを境に、私は仕事へと気持ちを切り替えた。 「ありがとうございました、○○殿。いつもすいませんな」 「いえ、コレも仕事のうちですから……また御用があれば私に。それでは」 言い訳程度にはなりそうな量の仕事も終わらせ、里を出る。 "いつも"よりは幾分か速度を上げながら。 「ただいま~」 「おかえりなさ……って、どうしたんですかソレ!?」 ○○さんは宣言通りに3時間程で帰ってきた。 行きは手ぶらだったのに、両手や背中に溢れんばかりの荷物を背負って。 「ん、ああ。里に行ったついでに買ってきた。ほれ、お前の分だ」 そういって両手に持っていたでっかい袋を二つ投げて寄越す。 「わっ…とと、こんな大きな荷物いきなり投げつけないでくださいっ」 落とさないよう、零さないようバランスを取っている間に彼は自分の部屋へと荷物を置きに行ってしまっていた。 ちらっと中身を見てみると、そこには女物の……割とお洒落な、冬服。 あ、コレ可愛い……ってそうじゃなくて! 「……コレ、なんですか?」 部屋から戻ると少し不審な視線を俺に投げかける美鈴の姿があった。 ま、いきなり服とかもらっても困る、よなぁ…… 「見りゃ分かるだろ。服。冬の」 ええい、もう少し上手い言葉を喋らんか、俺! 「それを、○○さんが何故?」 「お前が今までのダメにしたって言ってたから」 「だからって、何もこんな……」 突然のことでさすがに困惑の色を隠しきれない美鈴。 「気に食わなかったか?」 売り子のおねーさんに恥を忍んで相談までして選ぶのを手伝って貰ったのだ。 おねーさんも「これなら大丈夫ですよ」と太鼓判を押してくれたから問題はない、ハズ。 よくよく考えてみれば、俺が門番を買って出て、美鈴に買い物させていたほうがよかったような。 選択、ミスったかな……? でも、そうすると大物来ても俺が相手しなきゃならないのか。それは面倒だ。 「いえ…どれも素敵な服ばかりで……その、ありがとうございます」 「ああ、いや…こちらこそ、大したものも用意できなくてすまない」 お互いに頭を下げあった。傍から見れば、不思議な光景に見えるのだろうか。 少しばかり時間が過ぎて。 門に二人で寄りかかりながら、ぽつぽつと話を続ける。 寒いといえば寒いのだけど、外で見ていなければならないのが門番の辛い所。 「一つ、聞いてもいいですか?」 「何だ?」 「私の為に、どうしてそこまで?」 「何となく、かな」 「何となく、ですか」 「今朝、冬服ダメにしたって言ってたろ?」 「言いましたね」 「その時に思いついた。美鈴に服でも買ってあげようと」 「それだけですか?」 「不服か?」 不服なわけではない。純粋に嬉しかった。 でも、どうしてだろう。「何故?」が頭から離れてくれない。 「でも、あんなに沢山の服……代金も相当なものだったでしょう? 思いつきだけで○○さんがそこまでするとは思えません」 「ぐ……話さなきゃ、だめか」 「してくれないと、納得できませんよ」 「むぅ……」 どうしたものか。 「「……」」 「……はぁ……」 盛大な溜息を吐いてから、彼はようやく口を開いた。 「最初はな」 「はい?」 「最初は……そう、本当にただの思いつきだったよ。 お前の話聞いて、里にも少しだけ用事はあったしな。 ついでに上着くらい買っていこうかな? ってくらいだった」 「……」 「で……選びながら美鈴のことを考えてたら、ああなってた」 「そ、そうですか……」 さらっとそういうことを言われるとちょっと恥ずかしい。 「んー……何と言えばいいのか」 まだ少し怪訝な顔をしている私を見てか、再び首を傾げる○○さん。 「嗚呼、成程」 ようやく合点が行った。思わず自分で手を合わせてしまうほどにスッキリと。 「どうしたんですか?」 「どうやら俺は、お前の事が好きらしい」 「はい?」 目を点にする美鈴。ちょっと面白い顔だ。 「聞こえなかったか? 俺はお前が好きだ、と言ったのさ」 自分への確認も込めて、もう一度口にした。 何故かはよく分からないけど、この相棒にいつのまにか惚れていたらしい。 美鈴に言われ、自身の思いを整理して、行き着いたのはこの答えだった。 「え、あ、あの……好きって……」 ようやく理解したのか、顔では済まず耳まで赤く染めながらしどろもどろになる美鈴。 「でも、咲夜様からは……その、ごにょごにょ」 「ああ、そういえば……」 ここで働くようになった日のこと。 仕事における諸注意として言われた事の1項目として"恋愛に現をぬかさないこと"とあった、気がしないでもない。 恐らく美鈴も同様の事を言われているのだろうか。……聞いてみるか。 「恋愛に現をぬかすな、だっけ?」 「……です」 やはり同じ事を言われていたのか。 小さく溜息を付く。 「でもさ、それはつまり、現をぬかさなければ恋愛はOKって事だろ?」 屁理屈ではあるのだけど、正論でもある。 別に恋愛が禁止されているわけではないのだから。 「美鈴は俺の事をどう思ってるんだ?」 真顔で、正面から見つめられる。 「わ、私は……」 耐え切れなくなって、少しだけ目を逸らした。 先ほど真顔で好きだ、と言われてから。 私も彼の事をどう思っているのか、考えていた。 誰にも分け隔てなく優しくて、真面目な所もあるのにどこか無邪気で。困っている時は傍に居てくれる。 今日だってあんなに沢山の服をプレゼント(と呼ぶには些か乱暴な手段だったけど)してくれた。 そんな、彼を、私は。 「……好き、かも」 二言目の所で彼が派手にコケた。 「ご、ごめんなさい……でも、少しだけ、時間をくれませんか?」 「ああ、わかった」 いつでもどうぞ、と言いながら。 彼は柔らかく微笑んだ。 十数日後。 「寒いな」 「そうですね、すっかり雪も積もっちゃって」 「おかげで人間は来なくなったから楽なんだがな」 「妖怪もあんまり来ないから楽ですよ」 「そうか」 二人並んで、今日も今日とて門番業務。 俺が告白(といえるのだろうか)をした次の日。 まるで今から嫁に行きますとでも言うような顔つきの美鈴が 俺の部屋までやってきて、「宜しくお願いします」と頭を下げたのだった。 それからメイド長の目には留まらない位微々たるものだったけど、俺達の付き合いは始まった。 女心が分からないと自負できる俺と、「こういう事、初めてで」と顔を赤くする美鈴。 二人の進展が亀のように遅いのは、ある意味では仕方のない事。 のんびりいければいいや、と思う。時間はたっぷりあるのだから。 ちなみに今日は。 美鈴が仕入れてきたらしい明らかに一人の手には負えないマフラーを、二人で巻いていた。 敵襲があったらどうする、なんていう突っ込みは聞かない事にした。 「こんな格好、咲夜様に見られたら怒られちゃいますね」 「開き直ればいいんじゃないか?」 「どう開き直るんです? ボコボコにされちゃいますよ」 「俺達はこんなにもラヴラヴですって」 そういいながら肩を抱き寄せる○○さん。 か、顔が近いです…… 「そ、そうですね! そういうのも、楽しいかも知れませんね」 「だろー?」 実際に見られたら私達のクビが危ないのかもしれないけれど。 ……二人で生きていくのも悪くないかな、と思った。 11スレ目 535 春は曙。 春眠暁を覚えず。 そんな言葉がピッタリ当てはまるぐらいに眠くなるような天気の春。 そんなことはおかまいなしで、いつものようにいつものやつがやってきた。 「○○さん!敵がやってきました!配置について下さい!」 前方に見慣れた白黒(仮)の姿を発見する。 今日もまた、図書館あたりに用でもあるのだろうか。 こんなポカポカした春の一日ぐらい、寝かせてくれたっていいのに。 「了解した」 紅魔館から○○さんが出てくる。 配置は、私の後ろだ。主に、私のサポートをしてくれている。 「今日こそ・・・あの憎き魔法使いを倒しますよ!」 「ああ、もちろんそのつもりだ」 ○○さんは紅魔館で働いている。 主な仕事は雑用や買出し係、料理などである。 ちなみに、私の協力もあって弾幕の腕はまあまあなので、私のサポートも担当している。 「来ました!○○さん!」 いつもの常套句から、いつものビームを打ってくる白黒(仮)。 「言われなくても、わかっている!」 避けながら、平然と言う○○さん。 最初は全く戦えなかった○○さんだったが、私が少し鍛えてあげましょうかと提案すると、彼は喜んで受けてくれた。 ○○さんはすごかった。 私の教えをあっという間に飲み込んで、私には及ばないながらも、その辺の氷の妖精位なら倒せるようになっていた。 この間約2ヶ月。驚くべき成長だ。 おかげで、私も負けじと腕を磨き始めている。 切磋琢磨ってやつだろう。 「えい!」 いつもどおりの弾幕を放つ。 ○○さんはそれを補助するかのように弾幕を放つ。 それを避け、憎き白黒(仮)も弾幕を放つ。 「美鈴、右!右!」 「く・・・・」 四方八方から襲ってくるレーザー。 主に、私が狙われている。 避けるのに力を使い始め、弾幕が疎かとなる。 こうなってくると、苦しい状況となる。 メインは私なのだから、私が攻撃しないと、サポートの○○さんの弾幕だけでは、力不足だ。 「美鈴、そっちに避けたらまずい!」 「!!」 追い込まれた。レーザーをかわした所に、お得意のマスタースパークが飛んできた。 これは・・・・避けられないか。 止むをえず腕をクロスさせて頭を隠して攻撃を受ける体勢へ。 と、次の瞬間。 「間に合え!」 「!?」 横から衝撃。 何事かと吹っ飛ばされながら見てみると、○○さんが私を突き飛ばしていた。 「な・・・・・」 そして、○○さんの姿はマスタースパークに飲み込まれた。 突き飛ばされて倒れる私。 勝利を確信し、門を突き抜けようとする白黒(仮)。 私を倒したと思ったのだろう。 このまま煙に紛れて攻撃してもよかったが、それ以上にやることがあった。 「○○さん!」 私が○○さんを探している間に白黒(仮)がもう通っていってしまったが、そんなことどうだっていい。 「○○さん!○○さん!どこですか!?」 煙のせいで姿を確認することが出来ない。 私は彼の名を呼び続けた。 すると、ようやく返事が返ってきた。 「ふぅ・・・やれやれ、危なかったな」 「○○さん!・・・・大丈夫ですか!」 「そんな大きな声出さなくても、大丈夫さ。なんとか避けれたみたいだ」 彼を見てみる。 少し服が破けているが、確かに外傷は見当たらない。 「あーあ、また負けちゃったな」 白黒が通ったほうを見ながら、彼は呟く。 「ごめん、美鈴。俺もまだまだみたいだ」 「そんなこと・・・・いいんです」 「・・・え?」 「どうして、あんな真似を・・・」 「・・・・?」 「どうして、あんな真似を、したんですか?」 「・・・あんな真似、とは?」 「・・・・どうして、私を・・・・・・庇ったんですか?」 私は妖怪である。 あのぐらいの攻撃なら、受けたってすぐ回復できる。 でも、○○さんは人間だ。 下手したら、・・・・今ので取り返しがつかなくなるような事が起きたって、不思議ではない。 「・・・・・男が女を守るのは、当然じゃないか」 「え・・・・?」 今彼に似合わない台詞を聞いてしまった気がする。 思ったとおり、彼は少し顔を赤くしていた。 「いや、だってさ、男が女に守られながら戦うって結構情けないわけだよ。 だからさ、ここぞっていう時ぐらいかっこつけさせてくれたっていいじゃないか」 「・・・・・○○・・・さん・・・」 「まぁ、実際はそんなこと考えないで、体が勝手に動いちゃったりしたんだけどね・・・・・・って美鈴!?」 私は思わず彼に抱きついた。 「ちょ、美鈴、どうしたのさ!?」 逞しくなった彼の胸。 最初はあんなに弱そうだったのに、いつの間にこんなに成長したんだろう。 「・・・・すみません、何でもないんです。ただ、・・・・・・ちょっと今の言葉が嬉しくて」 「え?あれで?」 「・・・・・うん。あまり、女扱いされたこと、なかったから、私」 「・・・・・・・そうか」 「・・・・・・・うん」 「・・・・」 「・・・・」 ・・・なんだか変な雰囲気になってしまった。 腕を放そうにも、腕が動いてくれない。 ―――まるで、脳がずっとこのままでいいと言っているかのように。 「なぁ、美鈴」 「・・・・・・・・なんでしょうか?」 しばらく続いた心地よい沈黙を、彼が破った。 「俺さ・・・・強くなってるかなぁ」 「・・・・・最初に比べたら、強くなってますよ。私が、保証します」 「・・・・師匠が保証してくれるなら、心配ないか」 「そうですよ」 すると、彼は私を抱いたまま横になった。 ちょっと、恥ずかしい。というか、かなり恥ずかしい。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 真下に○○さんの顔。 必然的に見つめあう位置になってしまう。 「なぁ、美鈴」 「・・・・・は、はい!なんですか?」 本日2回目のこのやり取り。 思わず彼の顔に見とれてしまうところだった。 「大事な話があるんだ」 「・・・・・大事な・・・・・・・話ですか?」 「ああ」 彼は私を放し、体を起こして、座った。 「俺さ、実は・・・・・・・咲夜さんに誘われてるんだ」 「・・・・・え?」 今、彼はなんと言った?咲夜さんに誘われている? 「こっちのメイド隊に入らないかって、誘われてるんだ」 「・・・・・」 ○○さんは今、門番隊に所属している。 私が、○○さんの修行のために、引き入れたからである。 「返事は・・・・・待ってもらっている。どうやら、俺のことを気に入ったらしいんだ」 「・・・そうですか」 「あとは・・・・・美鈴、君次第なんだ」 「・・・・どういうことですか?」 「・・・・・・・君は門番隊隊長だ。決める権利は、君にある」 「・・・・・・・・・○○さんは、どうしたいですか?」 私の考えは決まっている。 あとは、彼の意思次第。 「・・・・・・・・・・・やっぱり、今、言うしかないか」 「・・・・・?」 何だろうと思っていると、彼は急に真剣な顔になって座りなおした。 思わず、こっちも座りなおした。 「・・・・・・美鈴、よく聞いてくれ。 ・・・・・・・・僕は、君のことが好きだ。師匠としてではなく、一人の女性として、好きだ。 妖怪であってもいい。妖怪の、君が、好きだ。 もし、君が僕と同じ感情を抱いていないのならば・・・・・・僕は潔く諦め、向こうの隊へ行ってくる。この話は忘れてくれても構わない。 もし、それ以外なら・・・・・・・・・・・僕がここに留まることを、許して欲しい」 ・・・・・聞いてしまった。彼の言うこと、全部。一字一句逃さず。 このときほど、私が真剣に話を聞いたことなんてないだろう。 私の返事なんて、とっくに決まっている。 「うわっ!」 ―――私は、迷うことなく彼に飛びついた。 「・・・・・・・・ようこそ、門番隊へ。歓迎します!私の・・・・・・・・・弟子であり、恋人である、○○、さん!」 「・・・・・・・・ああ、これからも、よろしく頼むよ。俺の師匠兼、隊長兼、恋人の・・・・美鈴。」 そうして、自然と、私たちは唇を重ねあった。 ・・・・・窓から、メイド長が見ているのも知らずに。 「あの二人は・・・・魔理沙に進入を許しておいて何をやっているのかしら・・・・」 このあと、お叱りを受けたのは言うまでもない話だ。 11スレ目 125 紅魔館の門に一組の男女が眠そうに座っていた 「暇だねぇ・・・」 「そうですね・・・」 「・・・・」 「・・・・」 「でもこういうのもたまにはいいねぇ・・・」 「同感ですね・・・」 「・・・・」 「・・・・」 「やっぱり暇だねぇ・・・」 「そうですねぇ・・・」 「口調移ったねぇ・・・」 「そうですねぇ・・・」 「あ、白黒が来たねぇ・・・」 「そうですねぇ・・・」 ビューン!ドンガラガッシャーン!! 「・・・・・行っちゃったねぇ・・・」 「そうですねぇ・・・・」 「・・・通してよかったのかねぇ・・・」 「たまにはいいんじゃないですかねぇ・・・」 「そうかねぇ・・・」 「いいわけないでしょ?」 「!?」 「!!」 「あんたたち・・・門番の仕事もせずに幸せそうにダラダラと・・・・今週はおやつ抜き!」 「マジっすか~」 「マジなんですか~」 「はぁ・・・アンタが来てから美鈴も大分変わったわね・・・・・・」 12スレ目 287 うpろだ805 「わわっ!?」 突然吹き抜けていった風 その風は私の帽子を絡め取って、空まで持ち上げていった お気に入りだったのに、そんなことを考えながら帽子を見送った 「よ、っと」 あんなに高い位置にあった帽子、不可能なはずの高さに届いた手 ぼすっ 深く積もっていた雪が、彼の着地によって踏み固められた 「○○さん・・・危ないですよ、というか何処から現れたんですか?」 彼は高い塀を指差して、笑った 「ほらよ、次は飛ばすなよ」 渡されたのは私の帽子、彼が取ってくれた帽子 「あ、ありがとうございます・・・」 塀を見てみた 高さは4m弱、帽子が飛んでいた高さはその倍ぐらいあったはず・・・波紋? 「こんなに寒いのにご苦労様だな」 「仕事ですから・・・○○さんがくれたコートもありますし」 ○○さんがくれた(借りた)コートはとても暖かい 私が着ると膝を隠してしまうぐらい長くて大きい、私が二人ぐらい入るだろう 何でトレンチというかは知らないが、きっとトレンチさんが作ったんだろう 「このコートも、さっきの帽子も、色々お世話になりっぱなしで・・・」 「気にするな、俺が好きでやってることだ」 わたしの頭をくしゃくしゃと、撫でてくれた それが思いのほか嬉しいというか幸せというか 「・・・今度何かお礼をさせてください」 「だから気にするなって」 「私がしたいからするんです、何か欲しいものとかして欲しいこととか・・・何かないですか?」 「あー・・・んー・・・そうだな・・・恋人は欲しいが・・・それは外法か」 ブツブツと独り言を繰り返す○○さん 特に何かあるわけではなさそうだ、それはそれで困るが 「そうだ!○○さん!甘いお菓子は好きですか!?」 「あ、ああ、嫌いじゃ無いが・・・?」 いつもお世話になっているのだから、こういう行事を有効活用しなきゃ 「ふふふ、2月の真ん中を楽しみにしててくださいね」 「あ、ああ?楽しみにしとくよ・・・??じゃあまたな」 ○○さんはふらふらと何処かへと歩いていった すぐに姿は見えなくなったけど、一時見えなくなった背中を眺め続けた 咲夜さんから聞いておいて良かった バレンタインなんか全然知らなかった、でも今は知っている チョコといっても色々あるらしいからなぁ やっぱりあげ方にも工夫をしなきゃいけないのかな 胸に挟んであげるとか「溶けちゃった・・・全部舐め取ってくださいね」とかきゃーきゃー美鈴のエッチ! 「駄目ですよ○○さん、そこは違いますよ。うへへ」 「中国ー。みりん・・・美鈴っ!」 「は、はいっ!?」 「なに門前で涎たらしながらニヤニヤしてるのよ、気色悪いわね」 いけないいけない、へんな世界に入ってたらしい しかし咲夜さんが呼びにきたとなると・・・ 「冷えたでしょ?一緒に紅茶でもどう?もう交代の時間だし・・・」 咲夜さんは優しいなぁ、私の周りには優しい人がいっぱいいるなぁ、私は幸せだなあ だからこそ、少しでも恩返しというか、感謝の気持ちを表すというか、そういうことがしたい そうだ、咲夜さんにもチョコレートをあげよう でもその前に色々とバレンタインについて聞かなきゃ、チョコをあげる日ということしか知らない 「喜んで、色々聞きたい事もありますし」 「何かしら?聞きたい事って」 「それは紅茶でも飲みながらゆっくりと」 ああ、来月が楽しみだ それまでに色々な試練があったりなかったり 彼は喜んでくれるだろうか?そもそもどうやって入手しようか? まぁ色々考えるのは話を聞いてからにしよう、それからでも遅くない end 11スレ目 983 「美鈴、よければ俺も一緒に門番やらせてくれないかな。 1日とかそんなじゃなく、出来れば君と、ずっとね」 12スレ目 89 北斗神拳っぽい何かを使える程度の能力を会得したので、 スレの趣旨に反するがめーりんをいじめる事にした。 まずは能力を用いて彼女のスピードを上回り後ろに回る。 そして肩こりのツボを突きマッサージする。 後ろを取られるどころかみるみる間に上半身の力を奪われてしまえば、 拳法の達人であるめーりんはきっと恥ずかしいだろう。 上半身を無力化すれば次は下半身だ。 先程の攻撃で脱力しためーりんを押し倒し、 靴を脱がし、足のツボを責める。 全身のコリをほぐしながら意識を覚醒させるツボだ。 これによりめーりんは朦朧とする意識を無理矢理引き戻され、 長らく体がほぐれていく感覚を味あわされるのだ。 そして全身が弛緩しきっためー「○○君仕事サボって何書いてるんですか?」 「も、門番長!見ないで下さい・・・!」 「駄目ですよー、 う・・・ふむふむ」 「え、あ、門番長。 なんでそんな袖を捲くって手をわきわきと・・・」 「○○君がそんな趣味だとは知らなかったのですよ・・・ 人にやられて嫌な事は・・・自分が体感すれば一番分かりますね?」 じゃあなんでそんな笑顔なんですか門番長。 え、あ、ちょ、 肩気持ちいい、肩がアッー! 12スレ目 508 駄目だ・・・ どうしても中国だと「血夜糊嶺闘」みたいな当て字の民明書房っぽいネタを連想してしまう。 「・・・という訳で敗者は勝者に手取り足取りで甘味を食べさせられるという屈辱を受けるのです!」 「てか民明書房の本て幻想入りしてたんだな・・・」 「じゃあまあとりあえずさっさと負けて下さい○○さん」 「いやいやもうちょっと目的の為に手段を選ぼうな?」 「え、つまり○○さんは私にフルボッコにされたいんですか?」 「いやまあそうなる結果は分かってるがせめて形式的にも倒すくらいしないと決闘にならないでしょうが」 「では全身の関節を外してひざ枕しながら食べさせるのと、 全身の関節を外して口移しで食べさせるのならどちらが良いですか?」 「やっぱもう普通に渡そうぜ」 12スレ目 948 うpろだ911 「さーくやさんっ」 「ん?どうしたの美鈴」 休みの時間と睡眠時間を削り、いつもお世話になってるおふた形のために作った、カカオ練り菓子 「これを、どうぞ」 「これは・・・ああなるほど、今日はバレンタインだったわね」 咲夜さんは渡したチョコを一つ、口に放り込んだ 「んー、悪くないわね・・・これから本命の方へ?」 「ななななななにをを、唯私は日ごろお世話になっている咲夜さんと○○さんの為に感謝の気持ちを込めてチョコを作ったわけで別に○○さんにアプローチだとかせっかくのバレンタインを利用しない手は無いだとかチョコだけでなく色々な想いを込めてとかそういうことは一切無くてですね!」 「はいはい、今日は大目に見てあげるから、さっさと渡しに行って来なさい」 紅魔館を出て(咲夜さんに追い出されて)○○さんの家へ向かう 異性に対するチョコの渡し方はパチュリー様の所有する本で学習済みだ 今更恥ずかしいとか、そういう迷いは無い 皆がしているなら恥ずかしくないのだ 「○○さーん、美鈴ですー」 こんこんと、ドアをノックすると、中からばたばたと言う足音が聞こえた 玄関が開く、渡す準備はとっくに出来ている さぁ! 「よぅ、どうし・・・た・・・」 「チョコをッ!渡しにきましたッッ!!」 まぁ聞いてくれよブラザー 美鈴が訪ねてきたんだ 何の用かと玄関まで足を運び、扉を開けたさ まず思ったのは、胸、胸部、おっぱい いやいや、美鈴の胸がでかい事ぐらい俺でも知ってるさ まぁとりあえず胸に目が行ってね、その谷間になんか挟んであるのよ、よく見たらさ ハート型のチョコレートらしき物体、カレールーと言う可能性も無きには有らずだけどね チョコを渡すのに、胸に挟む必要が何処に有るのだろうか? いや、ない そんなのは成年向けのコミックスででもやってくださいって話ですよ 美鈴は羞恥に頬を染めて、ってそりゃ恥ずかしいだろうね、見てる俺のほうが恥ずかしいよ 俺が固まってると、美鈴が不安そうな顔になってしまったからね チョコを取りましたよ、胸に触れない努力はした、努力はしたよ?結果だけを見つめる社会って嫌だねまったく チョコを一口、かじってみた 予想通り甘かった、チョコの味がしたとしか言いようが無い だけど、俺がチョコを食べる姿を見て、嬉しそうにしている美鈴を見ていると、チョコは何倍にも美味しく思えた 「美味しかったよ・・・ありがとな」 俺はいつもみたいに頭を撫でた 撫でると言うには乱暴に、くしゃくしゃと 美鈴は目を細めて、えへへ、と笑っていた 「ん?」 胸の谷間に、チョコが融けてついてる 俺が硬直して取るまでの間に融けてしまったらしい 「・・・美鈴」 「ひゃぁっ!?○、○○さん!?そ、そんなところ、んっ」 「だってほら、せっかく作ってくれたチョコだ、俺は残したくない」 「だ、だからって、んぅ、はぁ、んんっ」 「 心の綺麗な人にしか見えない文字です (ドラッグしても見えません) 」 「そうだ、来月にお返ししなくちゃな・・・何が良い?」 「・・・これは、いつもお世話になってる・・・お礼です、だから、お返しされたら、またお返ししなくちゃいけなくて」 「いいんじゃないか?お返しのお返しのお返しの・・・そうやって行けば」 美鈴は解らないといった感じで、首をかしげた その仕草すら、可愛いと感じてしまう俺がいる 「何かをされたらお返しをせにゃならん、だからさ・・・与えるのと、お返しとで・・・ずっと一緒にいられるだろ?」 「あ・・・」 「だからさ・・・俺はお前とずっと一緒にいたいから、これからずっと一緒にいれば、与えてお返しの繰り返しだろ?それに・・・俺はお前に色々してもらってるしな」 美鈴は、何でか顔を赤くして、俯いてしまった 「どうした?」 「嬉しいですけど・・・恥ずかしくて」 彼女は言う 自分をここまで好きでいてくれる人が居る そしてその人のに負けないぐらい、その人の事が好きだと言う事 その事が、幸せすぎて 少し前の私なら、受け入れる事すら恐れていた幸せを、こうやって噛み締めていられるのがとても・・・嬉しいのだ、と そうやって話す彼女は、とてもいい女で 美鈴は俺の嫁 と叫びたくなったが、止めておいた 「○○さん・・・ホワイトデーなんですが・・・」 「おお、なんか欲しいのあるか?」 「その・・・ええと・・・子供」 「それは無理だ」 end 12スレ目 911 「……なんだ、これは?」 俺は手渡されたものをまじまじと見つめた。 箱。綺麗なピンク色の包装紙に包まれた掌よりちょっとばかし大きいかというくらいの箱である。 「こ、これは――あのー、その、チョコ……よ」 チョコ。何故こんなときに――とも思ったがすぐに今日がバレンタインデイだと気づく。なるほど、嬉しいことをしてくれる。 「これは中国が作ってくれたのか?」 「ええ、そう――っていうか中国って言うな」 「まぁまぁ。それは嬉しいな、中国が俺のために作ってくれたチョコなんだろ?」 「勿論――ってだから中国って」 中国――こと美鈴が言い終える前に俺はその口を唇で塞いだ。 「ありがとな、美鈴」 「――!……っもう」 顔を真っ赤に染め、少し視線を逸らしながら彼女は言った。 その仕草がなんだかすごく可愛らしくて俺は美鈴を抱き寄せた。
https://w.atwiki.jp/tamakagura_battle/pages/192.html
T美鈴 タイプ:闘/水 スキル1.華人小娘:受けるダメージが10%減少します。 スキル2.気を使う程度の能力:ターン終了時、自分のVPが最大値の2%回復します。 重複弱点(3倍): 弱点(2倍):雷樹風理 抵抗(1/2倍):炎水氷虫岩闇鋼 重複抵抗(1/3倍): 無効: 種族値・同タイプ比較 闘/水 HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 T美鈴 130 110 85 50 80 75 530 T一輪 130 30 80 115 120 55 530 Sにとり 105 75 70 110 70 115 545 スペル スペル名 属性 分類 威力 命中 消費 詳細 備考 紅砲 闘 物理 60 100 0 - スキル効果でVP回復しながら撃てる優秀な消費0技 猛虎内剄 闘 物理 - 100 20 後攻になります。相手が物理攻撃を仕掛けてきた場合、受けたダメージの2倍のダメージを与えます。霊属性には効果がありません。その他の属性、スキル、アイテムなどでダメージが変動しません。 霊には効果がないので注意。 破山砲 闘 物理 90 100 20 30%の確率で、相手の防御を1段階下げます。 メインウェポン。燃費はいいが火力がもう一声。 極彩沛雨 水 物理 100 100 20 20%の確率で、相手を混乱させます。 メインウェポン。燃費も火力も追加効果まで良い。にとりに当てると自分が死ぬ。 虎勁 闘 変化 - - 10 自分の攻撃を2段階上げます。 主に回避読み用。物理反射を使用する相手に対しても有用。 極彩颱風 風 物理 100 100 20 30%の確率で、相手のどちらかの装備を無効化します。 対樹、虫、闘用。燃費が悪いのが難点 虹色太極拳 闘 特殊 100 100 10 30%の確率で、相手の速度を1段階下げます。 物理反射透かし用だが虎勁でも良い。 水形太極拳 水 特殊 - 100 20 後攻になります。相手が特殊攻撃を仕掛けてきた場合、受けたダメージの2倍のダメージを与えます。属性、スキル、アイテムなどでダメージが変動しません。 こちらは無効化されない。ただしにとりやスターに当てるとry 基本評価 二種の反射を備え全く隙のない構えでPTというお屋敷を守る門番(理想)。 闘/水という複合属性は攻撃面、耐性が良いかわりに弱点も多い。耐性受けで普通にぶん殴り、高いHPとスキルで弱点を耐え抜き反射するというスタイルを想定されて生み出されたと思われる。 二種反射を持つため対戦だけでなくシナリオ、ジム、冠羅部屋でも活躍しやすい。神子カード持たせて単刀弱点持ちの前に立たせるだけで一体狩ってくれるし、殴っても強い。 運用方法 上記の通り、優れた耐性と穴の多い弱点を両方長所として生かし、受け回しサイクル内で読みゲーをする。 反射をせずともA110の威力100消費20という凄まじいスペックの極彩沛雨がこれまた強い。 さらに相手の甘えた回避に対して積み技を所持している。 お前を起点にしてやるぜ!と出てきた大魔王を痛烈な風技で撃退する。 結果として、様々な状況に対応できすぎるためかえって相手の行動が読みにくいという結果になってしまっており、被ダメージの予測も含めて経験がものを言うコダマになっている。 欠点として一度読みを外すとリカバリがかなり大変というか不可能になる事態が多い。 他系列と違い、回避も先制もないためごまかし能力がなく、基本スペックと読みゲーで戦うというどこぞの二本角鬼なんかよりよっぽど正々堂々としたスタイルの関係上、仕方あるまい。 相性のいいコダマ 氷と炎属性を守るのに都合が良い耐性と攻撃範囲を兼ね備える。風との組み合わせも氷、岩を受けられるのは良いが雷が共に弱点であるのが難点。 逆にT美鈴を守るコダマは雷や神だと補完しやすい。輪妖精やT魔理沙、星系列などが候補だろうか。 氷も炎も攻撃的な属性なので、T美鈴の反射を恐れて攻撃技以外の選択を相手がしそうな時、「脆い速い強い」の三拍子が揃ったコダマを少ない被害で繰り出すチャンスが生まれることがある。こういったコダマが強烈な威力の等倍技で交替先に負担をかけていけば最終的にT美鈴が弱点を突かれようが突かれまいが、耐えて等倍技でトドメを刺せる土壌を作りやすい。 弱点 神/霊、毒/水、霊/水で完全に止まる。 上の面子を見てピンと来た人もいるだろう。そう、D永琳の積み起点にされてしまうのでそこらへんは要注意である。 とくに危険度の高い止まる相手は上記の通りだが、T美鈴は基本的にHP満タン近くだと滅法強いが弱点突けば死んじゃうよねというラインにまで到達するとあっという間に威圧感を失ってしまう。 受け回しのしすぎでこのラインを割るとただの火力耐久速度全てが中途半端なごまかし手段のないザコになる。特定のコダマ相手に止まるより、これが一番の欠点と言える。 ちなみに反射を仕込んだターンにビビットに交替されるとよほどDが高い雷でもいないとPT壊滅が見える。 BP振り Hは高いがBDはスキル込みで考えても弱点を耐え抜き反射するのならやや低い。 たとえ20やそこらの少ない数字を振っても、スキルとダメージ軽減装備でかなり耐えられるラインが上がるので両面受けできるように振っておくと扱いやすくなる。お財布にも優しい。 ただ、BD64振りしてしまうと優秀な攻撃技を生かしにくくなってしまう。それを承知のうえで猛毒装備に頼ったり、Hをさらに上げてBDをフラットにするという選択肢もある。 そういうわけでAにどれだけ振るかは個人次第であるが、Sは調整程度で良いだろう。 所詮中速、且つ弱点の多さで高速型や先制にトドメを刺されることも多いので極振りしても旨みは少ない。 装備候補 ダメージ軽減 鉄板装備。スキル込みで対応分類なら20%のカットを約束してくれる。 水強化 にとりやN、Dスターがいなければそれなりに安定した選択肢。物理強化しても格闘技の威力はやはり今一歩ということも理由の一つ。 ユウカc 耐性受けからの殴りを想定した装備。HPの擬似水増しで、受け回しによるHPの現象を緩やかにしてくれる。 火傷付与 火傷(笑)と思って甘く見てはいけない。ダメージ軽減スキルに装備に火傷の火力低下が重なったらどうなるか考えてもみよう。 コメント欄 名前
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/574.html
美鈴2 5スレ目 13,74,75,76 「皆がお前の名前を忘れても、俺だけはちゃんと覚えているから。だから――俺と結婚してくれ!ちゅうごく!!」 蹴り殺されました →三途の河へ 幻想郷の外から来た俺は、紅魔館の門番である中国と言う妖怪に行き倒れていた所を助けてもらった。 それ以来紅魔館にお世話になり、中国とは友人以上恋人未満辺りにはなったと思う。 だがついさっき、紅魔館門前で中国にプロポーズしたら、何故か中国に蹴り殺された。 ――――回想―――― 「皆がお前の名前を忘れても、俺だけは忘れないから。 ―――だから、俺と結婚してくれ !ちゅうごく !!」 プロポーズの直後、中国はまず赤くなり、何かに気付いて裏切られたような表情になった後にマジ泣き。 「〇〇さんの馬鹿ァッ!」 そして、上段回し蹴りで俺の側頭部にヒット。 ぐしゃり、と何かが潰れる音が辺りに響いた。 ――――回想終了―――― 因みに俺の最期の言葉は「白(グシャり」 痛みを感じる事もなく、次の瞬間には三途の河の前にいた。 「何が悪かったんだろう?」 やっぱりプロポーズの内容がいけなかったのだろうか。 だとしたら、何処の辺りなのだろう…。 やはり、フランやチルノ達に相談して考えたのが悪かったのだろうか ? 「…直球で『好きだ。結婚してくれ、ちゅうごく』の方が良かったのかもしれない」 いや、もしかしたら元々俺の事が嫌いで…… これ以上考えているとドツボに嵌まりそうなので頭を切り替える事にする。 ――そういえば 「どうして誰もいないんだ」 だいぶ前に紅白に聞いたが、死んだらまず小町って不良死神に絡まれるから有り金全部渡して河を渡る……だったかな ? でも実際問題、金なんて持ってないし小町って死神もいない。 と、なればもう最終手段(これ)しかないよな ? 「……泳ぐか」 ここが三途の河なら、渡り切れれば問題ないはずだ。 幸い河の流れも緩いし、なんとか泳ぎ切れない距離でもない。 軽く準備体操をし、深呼吸してから景気良く三途の河へとダイブする。 そしてクロールに移ろうとし、重大な事実と現実を思い出した。 ――俺、泳げないんだった 必死にもがくが、段々と沈んでいく俺の身体。 落ち着け。 こういう切羽詰まった時こそ冷静に、クールになるんだ。 さぁ、落ち着く為にまず深呼ky…「ゴボブばっ!?」 …しまった。 つい水中で深呼吸をしてしまった俺。 んー、これが無酸素状態かー。 冷たいなー、寂しいなー、つーか、水面がとーのいて行くー。 ……などと現実逃避している場合ではない! しーきゅーしーきゅー。 誰か、たーすーけーてー。 …届け、俺のこの毒電波(思い)!の方が良かった……か………? ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ―― 博麗神社 縁側に座り、ズズーっと熱いお茶をすする。 「…暇ね」 もそもそと煎餅を探す。 ……あった 煎餅を一口食べ、またお茶をすすってからまた一言 「…暇ね」 いつもなら魔理沙とかが神社に来る時間なのに、今日は誰も来ない。 煎餅をもう一口噛った。 「…… ?」 何処かで誰かに助けを求められた気がする。 直感だが 「まぁ、いいか」 あまり気にせず熱いお茶をすすった。 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ →図書館 「……ハッ !」 どうやら俺は復活した様だ。 危ない危ない。三途の河を渡っていたらどうなっていた事か ――死んでまで死の恐怖を味わうとは思わなかったな 「あれ ?でも、なんで俺生きてるんだ」 先程の上段回し蹴りで、俺の頭は萃香割り……じゃなかった。 スイカ割りのスイカよろしく脳や色々なモノをぶちまけてある意味、十八禁状態だったはずなのに完全に再生してる。 まぁ、とりあえず――生きてるってスんばらしィイイ ! 「生まれて二十年目にして、初めての味わった混乱(生の喜び)に我を忘れてしまいそうだ、ぜ。」 「気がついたのね」 何処かからか声が聞こえたので辺りを見回す。 辺りには本、本、本、本本本本本本本 本本本本本本本本本本本本本本本本本 本本本本本紫もやし本本こぁ本本本本 本本本本本本本本本本本本本本本本本 ――って、あまりの混乱(生の喜び)に、こぁとヴワル図書館の紫もやし、 【ダチェルィ・ナウルゥェッジ】(【】内は巻き舌で)の存在に気付かなかった。 「こぁにダチェリィ「パチュリーよ」……パチュリーが蘇生させてくれたのか ? 」 ダチェリー、もといパチュリーはコクと頷いた。 「ありがとう紫もやし。この恩は三日程は忘れない !」 殴られた。 とりあえず何度も言ってる気がするが 「生きてるってスんばらスィイイ!!」 と叫びながら、こぁを抱き上げてグルグル回る。 「こぁあぁぁあぁああ~~~…… !」 こぁが叫び声を上げているが今の俺は例えレミリアや某真祖の姫君、お子様超魔王や二十七祖全員が同時に掛かって来ても止められない。 ごめんなさい。 嘘です。 まだ死にたくありません 回る回る回る回る回る回る回る回る回る回る回る回―― 「使い魔としてだけどね」 時が止まった。 腕から力が抜ける。 「こぁっ ?!」 手からすっぽ抜けたこぁは、整理中の本の山に弾丸のように飛んでいき、派手な音を起てながら本の山にのまれていった。 「きゅ~~……」 本の山からかわいらしい呻き声が聞こえてくるが残念ながら俺にはそれを堪能する心の余裕がない。 「なに ?」 「だから、あなたは使い魔になったの。私の」 …………… 「 な ん だ っ て ー ?!」 「まぁ、正確にはこの本 ――【転生の書】があなたの主人になるわね」 パチュリーはそう言いながら、黒いボロボロの分厚い本を差し出した。 俺はそれを受け取り、頁をめくってみる。 本に書かれてある文字はどう見ても日本語でも英語でもないのに、何故か読める。 ――内容―― (※簡略化してあります) 【転生の書・黒】 この本の説明 1、死者の死骸と魂を使用し、この書の所有者の使い魔にする 2、使い魔にした者の命はこの書そのもの。一度絶命するたびに頁が一枚づつ消滅し、全て頁がなくなると使い魔の魂ごと消滅する。 また、この書が存在する限り不老である。 3、使い魔の種族はこの書に書き込んだ種族となる。 (この項目の横の名前欄に俺の名前が書いてあり、その下の種族欄には【本の精】と書いてある) 4、ぱちぇ萌え 5、超重大項目 ■■■に■■■■成■■■■■■■、■■■■■少■■■る■■■■■、人■妖 怪■どの■■■■■う。 ■人■■と■■■■る。 (■の部分は汚れて読めない) 6、つまりはパチェ萌え ――――ここまで―――― 一部訳の解らない項目が在ったが……成る程、良い事づくめじゃないか。 中国と一緒に歩くのに、充分な寿命を手に入れた。 「はい。誕生日プレゼント――つまり、それの所有者は〇〇よ」 マジで ? 「マジで」 そういえば、今日は俺の誕生日だったな。 素で忘れてた。 「でもいいのか ?」 いくら俺でもこんな高価そうなものを貰うのは気が引ける。 「いいのよ。人の好意は黙って受け取りなさい」 「……ありがとう。バチェリー」 蹴られました 「よしっ !中国にリターンマッチだ」 図書館を出ようとしたところでパチュリーに服の裾を掴まれる。 「〇〇、もしかしてあなた門番の名前が中国だと思ってる ?」 「……違うのか ?」 パチュリーは盛大に溜息を吐く。 いい ?あの娘の名前はね―――― ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ――紅魔館門前 「おーい !」 赤い髪の少女が振り返る。俺は少女の目の辺りが赤くなっているのに気付いた。 たぶん、ついさっきまで泣いていたのだろう。名前を間違えて覚えられていたの がそんなにショックだったのだろうか 「〇〇さん……よかった。パチュリー様にお願いしたかいがありました」 彼女は少し涙目で、微笑んだ。 ……… 「……ハッ !」 いかんいかん。ついつい彼女に見入ってしまった。 「さっきは名前間違えて覚えていて……ごめん」 深呼吸する。今回は水中じゃない。落ち着け、今回は紫もやしにちゃんと彼女の 名前を教えてもらったじゃないか。 ……よし 「好きだ。俺と結婚してくれ、ほんみりん」 ―― 二回ほど殴り殺されました 残り頁数 ―― 三百五十頁 NG 「〇〇さん……よかった。パチュリー様にお願いしたかいがありました」 彼女は少し涙目で、微笑んだ。 俺の中で何かがうごめいた。 「ひゃっ…?!」 無言で彼女を抱き上げる。 「〇〇……さん?」 彼女は予想外の出来事にまるで小動物のようにキョトンとしている。 ―― 何かが、外れた 「はあう~ ☆お持ち帰りぃい~ !!」 次の瞬間、〇〇は美鈴を押し倒s 省略されました。全てを見るには太平洋の海底で三十回ほど深呼吸してください 6スレ目 258 図書館前の廊下で黒白マホ使いとすれ違ったのが数分前。 俺は今、カレーパンを持って門前にいる。 「…あ~。やっぱり」 ハリネズミならぬナイフネズミになっている美鈴が倒れていた。 「〇〇、さん…?」 美鈴はズタボロの身体を起こそうとするが、力が入らないのかまた倒れた。 「あー…。動くな動くな。抜いてやるから」 そういいながら、美鈴に刺さったナイフを一本一本引き抜いてやる。 最初見た時は寒気というか、何と言うか。 ―― とにかくそんな感じの物を感じたのだが。 最近は慣れたのか躊躇なしに引き抜けるようになった。 幻想郷に来た以上、仕方のない事なのかもしれない。まぁ、俺はまだツイてる方 だろう。 本来なら、常に殺す覚悟と殺され(食料にな)る覚悟をしなくてはならない場所な んだから。 それができるかどうかは別としてだが。 「全部抜けたぞ」 それにしても流石メイド長。 素人目にも全てが急所を外している事がわかる。 「ありが、とう。ござ、います…」 まぁ、刺さっていたナイフの本数は十を軽く越えていたんだが。 「大丈夫、なわけないか」 「はいぃ~…」 聞いているこちらが情けなくなるほど弱々しい声を出す美鈴。 何となく抱きしめたくなる衝動に襲われたが、冷静に考えて美鈴にトドメを刺し てしまいそうなので無理矢理押さえ込む。 「まぁ、いいか。 ―― 美鈴、少し頭を上げてみてくれ」 俺がそう言うと、美鈴は弱々しく頭を上げてくれた。 その瞬間、俺の膝を美鈴の頭と地面に捩込む。 「ひざ、枕…… ?」 「何となくやりたくなったんだ。止めてほしいんだったら止めるけど……」 「いえ、なんだか、安心しま……す」 そう言い終えるなり、スースーと寝息をたてはじめる美鈴。 「……ふあ」 何か眠たくなって来たな。 まぁ、門番はそこでデバガメしている美鈴の部下(?)達に任せて、俺も寝ようか な 意識が落ちる少し前 ―― やさしい風が、頬を撫でた ―― キリトリ ―― 大体の場合、〇〇がひざ枕をされる側なので、たまにはこちらがする側になって も良いと思ふ。 あまりIchaついてない希ガス ↓本音↓ 中国をひざ枕してあげたかった!それだけだ!! ―― キリトリ ―― 6スレ目 295 「君は誰からも名前で呼ばれていないけど、俺はそんな事は無い。 世界中が君を名前で呼ばなくても俺は君の名を呼ぶよ。美鈴」 6スレ目 342 寒空の下、一日中門にへばりつき空を見上げ続ける。 それが門番隊の仕事かというと語弊があるだろう。 門番隊だって数が居るのだから休憩時間くらいあるわけで、 俺と隊長、紅美鈴は詰め所で二人、ぐってりと暖を取っていた。 「今日は一段と寒かったですねー」 「そうですね、でももう少ししたら夜中勤務だからもっと寒いですよ」 ストーブを前に緩みきった表情で美鈴が溢す。 俺はというと歯をガチガチと鳴らしながらストーブに抱きつかんとして答えている。 美鈴は微笑みながら、そんな俺を眺めていた。 「隊長は気が使えるからそんなに寒くないでしょう?」 「あは、それでも寒いものは寒いですよ?」 恨みがましい視線で、穏やかな瞳に抵抗するが、この人には無駄だ。 とびきりの笑顔で、どんな悪意も受け流してしまう人なのだから。 「人肌恋しい」 「あったかいですよねー」 「隊長、膝枕してください」 「いいですよ?」 今、美鈴は何と言ったのだろうか。 何となく口にした冗談だったが、美鈴は変わらぬ笑顔で膝を叩いている。 「え、マジっすか?」 「あは、マジマジ」 俺は暫く固まった後、ようやく事態を飲み込んだ意識を動かして美鈴の隣に腰掛ける。 「……お邪魔します」 「はいー」 ゆっくりと倒れこんで、柔らかい太ももに顔を乗せた。 何というか、思った以上に恥ずかしいことをしているように感じて、熱が上がる。 本当に、言ってみるものだ。 「こんなの皆に見つかったら恨まれそうですね」 「門番隊の皆?」 「えぇ、隊長って女性にも人気あるんですよ」 「あは、それじゃあ……男の子にはどうなのかな」 見上げる顔は困ったようで、一拍置いて朱が混じる。 門番隊に男は俺しか居ない。獲物として血を抜かれそうなとき、美鈴が雇ってくれたのだ。 理由が、粋がいいからと言うのには少し参ったけど。 おかげで今は、里には無い充実した日々を送っている。 「……そこそこ、あるんじゃないっすかね」 「そこそこかー」 美鈴の笑顔が近い。 照れているのが勿体無いような気がして、呆然と見つめ続ける。 なんかもう、最高の眺めだった。主に胸部。 「ねぇ、私も一つお願いしていいですか?」 「はい?」 「ちょっと、名前で呼んでくれませんか? 今だけ」 「……なんでですか」 「名前で呼ばれることが無いんですよ、隊長とか門番で通っちゃいますから」 少しだけ期待した自分が居たのに気づいて、はぁ、と気の抜けた返事を返す。 本当に、狙っているかのようなことを自然と言う人である。 「紅さん」 「名前ですって」 「……美鈴さん」 「さんは余計かな」 「美鈴」 「……はい」 澄んだ笑顔、優しい笑顔、暖かい笑顔。美鈴の笑顔がすぐ近くにある。 膝に乗せた顔が妙に熱い。 「――好きだ」 言ってみる、言ってやる、言ってやった。 初めて手を差し伸べられたときから、ずっと想ってたことを言いのけた。 美鈴の微笑は変わらない。やっぱりなと思いながら、名残惜しく思って膝の温もりを感じておく。 微笑が降りてきた、只でさえ近かったのに、これ以上ないほどに距離が無くなる。 「私も好きですよ」 唇には柔らかな感触の残留が残る。 本当に、言ってみるものだ。 6スレ目 402 俺が紅魔館に住み込んで数ヶ月が経った。 最初、幻想郷に迷い込んだときはもう終わりかと思ったが人間何とかなるものだ。 紅魔館で俺は門の警備を任された。 だが勿論、俺は普通の人間だから魔法なんて使えないし白黒の魔法使いを追い払うことなんて夢のまた夢だ。 だから、俺は紅魔館のお嬢様であるレミリア様やメイド長の咲夜さんから心底呆れられていた。 だけど、そんな俺でも門番でもある美鈴さんだけは違った。 白黒魔法使いに速攻でやられても優しく怪我の治療をしてくれたし何時も俺に笑顔で居てくれた。 そんな彼女に俺はいつしか恋心を抱いていた。 しかし、俺は人間で彼女は妖怪(何の妖怪かは教えてくれない)という大きな差があった。 それが原因で俺は彼女に思いを伝えられないでいた。 そして、そんな意気地が無い俺をよそに幻想郷の時は進みもう新年まで少しとなっていた。 「相変わらず寒いですよね○○さん」 「そうですね。もう手足の感覚も無くなってきていますよ」 今日は本当に寒い。そんな寒い空の下で一日中立っていたら凍死するかもしれない。 事実、手の感覚はほとんど無い。あぁ、温かいスープが飲みたい。 「本当に寒そうですね……そうだ○○さん。手出してください」 美鈴さんに言われ俺が手を差し出すと美鈴さんは俺の手を握った。 「めっ、美鈴さん!?イキナリ何を」 「いや、凄く寒そうだったから手を握って少しでも暖まってもらおうかなって思ったんですよ。迷惑ですか?」 「嫌……暖かいです」 「それは良かった」 そして実質、俺と美鈴さんは手を握ったまま立っていた。 ふと気づいたが手を握ってもらうと自然と向かい合う形になる。 だから、俺の目には美鈴さんの目がある。 いつもと変わらない優しい目だ。 気づいたら俺は自然と美鈴さんに伝えたかったことを言っていた。 「美鈴さん。俺は貴方が好きです」 「え? 何か言いましたか?」 「俺は……俺は美鈴さんのことがずっと好きでした。愛しています」 言った。言ってしまった。美鈴さんは驚きの表情を浮かべている。当たり前だろう。 数ヶ月、ただ一緒に居る俺がイキナリの愛の告白だ。固まるのも当然だ。 「わ、私も……私も○○さんの事が好きです」 だから、俺も美鈴さんの言葉に反応できなかった。 「え? い、今何て」 「私も○○さんの事が好きでした。○○さんと同じでしたね」 あぁ、もしかしたらこの寒さのおかげで俺の告白は成功したのかもしれない。 俺はこの幻想郷で今のところ一番寒いこの日に感謝しながら何時までも暖かい美鈴さんの手を握っていた。 7スレ目 75(6スレ目 402続き) 夕方 紅魔館 正門 ○○視点 寒かった冬が過ぎ去って春を告げる妖精が嬉しそうに飛び回っているが、幻想郷はまだ寒い日が続いている。 無論、この紅魔館も寒さの例外ではなく特に門の番として日々鍛錬と見張りをしている門番達は堪ったものではない。 だが去年、美鈴さんに告白し見事OKを貰った俺にとってはこんな寒さなど関係ない。 俺の心の中は美鈴さんの事で一杯なのである。 しかし、恋人として付き合い始めて短いながらも時間が経ったが未だに言えない事がある。 ……今の俺の本当の気持ちだ。今の俺は真剣に美鈴さんに結婚を申し込みたい…… 確かに去年、しかも冬に告白したばかりで早過ぎると誰もが言うだろう。 しかし、俺はこの幻想郷で短期間だが長い年月を過ぎたような経験をした。 紅魔館で美鈴さんの恋人となった後、毎日美鈴さんと一緒に文字通り血の滲む様な修行に励んだ。 美鈴さんと一緒に職務中に談笑して咲夜さんのナイフに襲われた。 美鈴さんの苦労を少しでも楽に出来るように嫌いな勉学をして魔法を学んだ。 美鈴さんが喜んでくれると願って香霖堂で買ったイヤリングをプレゼントした。 美鈴さんと一緒に年を越した。一緒に神社に初詣にも行った。 美鈴さんから手作りのチョコレートを貰った。 チョコレートのお返しに自分で作ったクナイをプレゼントした。 美鈴さんと一緒に笑った。 美鈴さんと一緒に敵を迎え撃った。 美鈴さんが迎え撃ってボロボロになった俺を看護してくれた。 そんな美鈴さんと恋人としてではなく夫婦として一緒に時を過ごしたい 「○○さん。どうしたんですか?悩みなら聞きますよ」 同じ門番をしているメイド達に話しかけられた。 「いや、ちょっとな……なぁ、お前等ってどう結婚の申し込みされたらOKする?」 「え、○○さん! とうとう美鈴さんに結婚の申し込みですね!」 「ちょ、声でかい! 美鈴さんに聞かれたらどうするんだよ!?」 「大丈夫ですよ。美鈴さん今、お嬢様に呼ばれて館内にいますから」 「そうか……て、お前等今とうとうって言わなかったか?」 「言いましたよ。まさか○○さん、もしかして隠してるつもりでした?」 「……どういう意味だよ」 「そのまんまの意味です。多分、気付いてなかったのは○○さんと美鈴さんぐらいですよ」 「そ、そこまで露骨だったのか……何か、急に不安になってきた」 「でっ、でも○○さんならきっと大丈夫です! でも不安があるなら少しですが付き合いますよ」 「これでも、幻想郷の少女ですから! 今日は咲夜さんも大目に見てくれます!……多分」 俺はメイド達に感謝し、結婚の申し込みの必勝法を教えてもらう事にした。 役に立つかはどうかは別として。 同刻 紅魔館内 レミリアお嬢様の部屋 美鈴視点 「で、中国。貴女の気持ちはどうなの?」 え~と、門の番として今日は真面目に勤務していた私は咲夜さんに呼ばれてお嬢様の前まで来て…… 私……何かしたっけ?後、私の名前は中国じゃなくて美鈴です。紅 美鈴。 「え~と……あの~お嬢様?一体、何のお話でしょうか?」 「何を言って……まさかまだ○○から何も聞いてないの?」 「○○さんからって……特に思い当たる節が無いのですが……」 「あの、小心者は……仕方ない。じゃあ、私から言ってあげr」 「お嬢様、そういうのは直接本人から聞かないと意味が無いですよ」 本当に私は何で呼ばれたんだろうか。目の前では、お嬢様が咲夜さんに口を塞がれている。 コントかなぁ?でも違ったら絶対怒られるだろうから笑わない方がいいなぁ。 「分かった咲夜。分かったから手を離して。ゴホン、美鈴。貴女は○○の事をどう思っているの?」 お嬢様が聞いてくる。あれ、中国じゃない。 「え、○○さんですか? とても優しくて良い人だと思いますけど」 「そうじゃなくて、貴女は○○の彼女なんでしょう。その彼女としてどう思っているか聞いているの」 「彼女として……分かりません。でも、絶対に離れたくないです。」 もっと○○さんと一緒に門番を続けたい。 もっと○○さんと戦いたい。 もっと○○さんの笑顔が見たい。 もっと○○さんと話したい。 もっと○○さんと一緒に時を過ごしたい 「それが貴女の気持ち?」 お嬢様が尋ねる。だから私も答える。私が○○さんに言いたい本当の気持ち。 「ハイ。私は……」 私はお嬢様に自分の気持ちを伝える。私が○○さんをどう思っているか。 私の話を聞いているお嬢様の表情は何時もと違う気がする。 「……そう、分かったわ。戻っていいわよ。あぁ、今日はもう仕事に戻らなくていいわ。○○も」 「分かりました。では失礼します」 そして、私はお嬢様の部屋から出て門に向かった。 美鈴が出て行った後、部屋の中で咲夜はレミリアに尋ねた。 「お嬢様。あの二人、どうなりますか?」 「その答えは言わないわよ。だって直ぐに答えは出てくるんですもの」 「そうですか」 「それにしても今日は良い日ね。こんなにも月が紅いんですもの」 館を出ると幻想郷はもう夕方から夜へと変わっていた。 門では○○さんがメイド達に礼を言っていた。そして、私は気づいてこっちを見た○○さんに言った。 「○○さん。今日はもう終っていいとお嬢様が言ってましたよ」 「そうですか。じゃあ、今から散歩にでも行きませんか?」 どうせ、この後は用事が無いので○○さんの提案に乗り散歩に出かけることにした。 夜 幻想郷 夜空 ○○視点 俺と美鈴さんは今、幻想郷の空を飛んでいる。眼前には幻想郷を照らす月が見える。 何故、俺が空を飛べるかというと、簡単に言うとパチュリー様から教えてもらった最初の魔法のおかげだ。 俺の隣では美鈴さんが風を受けて気持ちよさそうに目を細めている。 さっき、(自称)幻想郷の少女であるメイド達に教えを受けていたが、さっぱり役に立ちそうになかった。 どれもこれも自分の恋愛感を言うだけ言って後は頑張れの一言で終っていたからだ。 やはり、自分の気持ちを正直に言おう。 「美鈴さん。俺達が始めてあったときの事、覚えてます?」 俺は、空の上で止まって美鈴さんに尋ねる。美鈴さんも止まって答えてくれる。 「勿論、覚えてますよ。今日と同じ紅い三日月の夜でしたね」 「そうです。あの時、美鈴さんが来なかったら俺は多分、妖怪の餌でしたからね」 「そうでしょうね。初めて紅魔館の門番になったときも生傷が絶えませんでしたからね」 「そうそう。懐かしいですね」 そんな俺と美鈴さんが始めてあった時からを笑いながら話す。 それだけでも幸せだった。でも、人間とは欲が深いものである。 この幸せをもっと増やしたいと思うのも人間としては当然だろう。 「美鈴さん。俺が美鈴さんに告白して何ヶ月が経ったか分かりますか?」 「問題ですか? え~と、5ヶ月ぐらいですね」 「そうです。で、美鈴さんに言いたい事があるんです」 「何ですか?」 俺は意を決する。断られても後悔などしない。するはずが無い。 だから、俺は言う。目の前に居る最愛の人に俺の考えた単純で最高の言葉を 「美鈴さん。いや、美鈴……結婚しよう」 幻想郷の時が止まった。いや、実際には動いているが俺には止まったような気がした。 多分、俺の顔は月に照らされなくても紅いだろう。 よく見ると、美鈴さんの顔も紅く染まっている。それは月の光なのかはどうかは分からないが。 某日 紅魔館 中庭 ?視点 今日は、この紅魔館でパーティーが開かれていた。 主催はレミリア。しかし、主役ではない。 主役は、黒いタキシードに身を包んだ男と純白のドレスを着た女。 「ね、言ったでしょう。直ぐに答えは出てくるって」 そう、呟いたのは小さき吸血鬼。 しかし、その言葉は男と女を祝福する声の中に消えていくだけだった。 以下、後書き 御覧いただき真に有難うございます。現行スレ 55です。 この作品はプロポスレ@Wiki美鈴2の6スレ目 402 の後日談です。 しかし、 402の話を見ていない方も居ると思いましたので始めて呼んでも話が分かるようにしました。 まぁ、個人的な意見としては是非 402の話も読んでいただきたいところですが強制はしません。 長々と書き続けましたが以上、これにて了です。有難うございました。 6スレ目 657-661 「○○、いるの?」 「あ、はい。今行きます」 幻想郷に来て早一ヶ月。 異能の力を持つが故に現世の人達から弾き出され、森を浮浪者のごとく彷徨ってて、ようやく出た場所がここだった。 森の中でリボンを付けた女の子に食われかけ、あわやというところを今俺を呼んだ紅魔館のメイド長、十六夜咲夜さんに助けられた。 それ以来、俺はこの館の主人であるレミリア=スカーレット様に気に入られ、ここで執事として生活している。 ……執事と言っても名ばかりで、実際の仕事は炊事やら洗濯やら掃除など。これってメイドの仕事だよな……? まぁ同僚のメイド妖精はこれっぽっちも役に立たないし、咲夜さんに全ての仕事を押し付けるのも男として居心地が悪いので、この待遇で満足している。 ああ、レミリア様に血を与えるという仕事が俺専用にあった。他にも妹様の遊び相手とか……俺、そのうち死にそう。 俺は一応他の一般人とは違い、特殊な能力を持ってはいるが、そんなもんここの人達に通用するわけがない。レベルが違いすぎる。 ていうか、ここの人(人じゃない御方ばっかりか)たちどうやって空飛んでんの…… 「咲夜さん、何か用ですか?」 「どうもまた命知らずな侵入者がやってきたみたいなの。美鈴が壁の修理をしてるから、手伝ってあげて」 「承知しました」 俺は恭しく頭を下げる。 ここの人達は皆強力だ。俺なんか小指一つで成す術の無いまま殺されてしまう。マジで。 俺は死にたくない。だから礼節は欠かさず守っている。 咲夜さんは同じ境遇だからなのか、よく親切にしてくれるけど… 「美鈴さーん」 「あ、○○さん!」 俺が声をかけると、美鈴さんが嬉しそうな顔で振り向いた。 美鈴さんは一見人間に見えるが、妖怪だ。中国系の服装を身に纏い、紅魔館の門番を仰せつかっている。 彼女はどうも周囲に男っ気が無かったらしく(というか、俺のここでの知り合いは女性ばかりだ)、新しくこの館で仕えることになった俺を可愛がってくれている。 「咲夜さんに言われて、壁の修理の手伝いに来ました」 「あ、じゃあここにセメントあるから塗ってって」 「はい」 幻想郷には魔法があるからそれで直せばいいのに……とも思うが、そう便利なものじゃないらしい。 まぁ、紅魔館で唯一魔法が使えるパチュリー様は外に出ない人だからな。 しばらく修理作業に没頭していると、ふと美鈴さんが怪我をしていることに気付いた。 「その傷、大丈夫ですか?」 「え? ああ、このくらいなら平気ですよ」 「侵入者、強かったんですか?」 「まさか、スペルカードを使うまでも無かったですよ」 美鈴さんはにっこり笑う。 この人の強さは知ってるけど、それでも女の人が傷付くのは正直いただけない。 「あまり無理しないでくださいよ」 「心配してくれてるんですか?」 「そりゃ……まぁ」 「大丈夫ですよ、お姉さん強いんですから!」 えっへん、と美鈴さんが胸を張る。 この人はどうも俺に対してお姉さんぶろうとする。何でも他の人からは自分の扱いが酷いからだかなんだか…… ちなみに胸を張ったとき、そのたわわに実った大きな胸がブルンブルン…… ……ゲフン、ゲフン。 修理が終わったところで丁度昼食の時間になった。監視用の妖精を残し、美鈴さんと食堂に向かう。 メイドの妖精たちは自分たちの食事を作ることしか出来ないので、自分の食事は自分で作らなくちゃいけない。 ……何のために妖精を雇っているのか、理解に苦しむ…… 「今日は○○さんのためにご馳走しちゃいますよ」 「え? でも悪いですよ」 「いえいえ、手伝ってくれたおかげです」 「でも手伝ったのは咲夜さんに指示されたからで……」 「もうっ、お姉さんのいうことは素直に聞きなさい!」 美鈴さんがぷりぷり怒る。 これ以上の遠慮は失礼だし、身の危険も感じてくるので、仕方なく承知する。 怒った顔も可愛いなぁ……と思ったのは秘密だ。 美鈴さんは大きなフライパンを軽々と操り、想像に違わず炒飯を二人前作った。 「いただきます」 俺は感謝の意を込めて手を合わせて頭を下げ、レンゲで炒飯を掬って食べる。 ……ふと隣を見れば、美鈴さんがジーっと真剣な目でこちらを見ていた。感想が聞きたいのだろう。 「美味しいです、凄く」 「良かった!」 美鈴さんが満面の笑みを浮かべる。 「みんなせっかく作ってあげても何も言わずに食べるだけで……○○さんの口に合って良かったぁ」 そう言って微笑む美鈴さんは……とても綺麗だ。 その後無我夢中で炒飯に喰らい付いていると、 「ねぇ、○○さん」 と、美鈴さんが俺の名を呼んだ。 俺も食べる手を止めて、 「はい、なんでしょう」 「○○さんって、いつも一歩引いてますよね」 「……はい?」 「私、○○さんが笑ったところを見たことがないなぁ」 美鈴さんは両手を組んで、そんなことを仰られる。 ……そんなこと言われても、困る。 「笑ってるじゃないですか」 「いえ、○○さんの笑い方は社交的な感じがします。心の底から笑ってません」 「……」 真剣な表情で顔を覗き込まれ、思わず目を逸らしてしまう。 確かに、そのことについて思うところが無いわけでもない。 この幻想郷に来て、いきなり食べられそうになったあの恐怖。 トラウマ、と呼ぶべきなのだろうか。あれ以来、どうもここの人達に対して心の内を開けない。 「……すみません」 「あ、べ、別に責めてるわけじゃありませんから、そんな辛そうな顔しないでください」 「そんな顔してました?」 「ええ」 そうか。 辛いのかな、俺…… 「ねぇ」 美鈴さんが俺の手を取る。 思わず胸が高鳴ってしまうが、なんとか表情には出さずに済んだ。 「もう少し、肩の力を抜いていいと思いますよ。確かに、ここは外の世界とは環境が違うでしょう。 でも、みんな――少なくともこの紅魔館の人達は、貴方をどうこうしようなんて思っていません。 貴方はもう幻想郷の住人なんですから、もっとこの世界を楽しんだ方がいいですよ」 握った手から体温が伝わる。 体温だけじゃなくて、心も……伝わった、気がする。 「なんとか……頑張ってみようと思います」 「はい、頑張ってください! 大丈夫、○○さんを害そうとする輩は私が成敗しますから!」 「……ははっ、期待してます」 外の世界を追い出されて。 ここに来て、いきなり殺されかけて。 色々波乱万丈な人生を歩んでるけど、俺、ここで頑張っていこう。 目の前の、この人が俺を信じてくれる限り…… 「……まぁ手なんか握っちゃって羨ましいわねぇ」 「!?」 「ささささささ咲夜さん!?」 突然声をかけられ、慌てて握った手を離す。 見れば、そこには変ににこやかすぎる笑みを浮かべた咲夜さんが…… 「○○、ちょっといらっしゃい」 「はっ、な、何か御用でしょうか」 「ええ、仕事を頼みたいの。仕事を……ね」 咲夜さんは目を紅く染めて……紅!? ……怖い。行きたくない。 「た、助けてお姉さん」 「む、無理です」 「さっき私が成敗しますとか言ってたじゃないですか!」 「お姉さんにも出来ることと出来ないことがあるんですー!」 「早く来なさい!」 「はい!」 ああ、頑張ろうと誓ったばかりなのにくじけそうです。 誰か俺を助けてください。 「大丈夫よ、あまり痛くしないから」 「痛いことするんですか!?」 へるぷみー。 7スレ目 217-218 紅い館の玄関を開け、何時ものように歩を進める。 俺は軽く手を挙げながら、真剣な目つきで門の傍らに立つ彼女に声を掛けた。 「よう、美鈴」 「あ、○○さん」 「今日もお勤め、ごくろーさんです」 挙げた手をそのまま曲げて、軽く敬礼のマネゴトなんぞをしてみせる。 「どうも。 ○○さんは…散歩ですか?」 「うんにゃ、昼飯。 たまには外でと思ってな」 そう言ってもう片方の手に持った包みを見せると、急に彼女がもじもじしだした。 「あー…うー…そのぉ」 「どした美鈴?」 意味のない言葉と共にぐねぐねと身を捩る美鈴。その目は俺の持つ包みに注がれて…って 「…もしかして、昼飯?」 「はいぃ…午前中の失敗で」 (うおおおおぉぉぉぉ………) 言い終るより早く、どこぞの初号機とタメ張る位の唸り声が彼女のお腹から響く。 やがてそれが収まると同時に、真っ赤になった美鈴が蚊の鳴くような声で、 「抜かれちゃい、まして」 「…それはそれは」 そう言えば少し前に例の白黒魔法使いが来ていたっけか。 「…それで、良ければ分けてもらえない、かな…と」 断る理由は見当たらないが、如何せん量が量だ、分けるには心許ない。 数秒間考えた後に俺が出した結論は、 「よし、俺が軽く作って来てやる」 「え? そんな、そこまでして貰うわけには」 「いいからいいから。 気にすんなよ」 美鈴の答えを一笑に付して、俺は館へとんぼ返りする。 さて、何にするかな? 「ほい、ぅお待たせぇ!」 「わ、早いですね!?」 「はっは。 軽くって言ったろ?」 「はぁ。 で、それは?」 怪訝そうな顔で、俺の手にしたお盆-正確にはそれに乗った楕円形の物体を指差す美鈴。 「うむ、俺のいた世界の食べ物でな。 ヤキソバパンだ」 「やきそばぱん…」 流石に知らないか。 だがなぜ紅魔館に中華ソバやオタ○クソースがあるのか、 俺としてはそっちの方が気にかかるのだが…今度咲夜さんに訊いて見るとしよう。 「こ、これ、頂いても?」 ンな飢餓感に満ち満ちた目をして訊かれるとコッチが恐いですメイリンさん。 「どーぞどーぞ」 「では、いただきます…」 ぱくりと一口かじった美鈴の横に俺も腰を下ろし、包みを開ける。 ふと隣を見ると、俯いたままで小刻みに体を震わせている美鈴の姿が目に入った。 「な、なぁ美鈴? どうかし」 「…お」 「お?」 「美味しいですぅ~…」 よく見ると目じりに涙まで溜めて口をもぐもぐさせている。 「そ、そうか? そりゃ何よりだ」 尻がむず痒くなるような居た堪れなさを感じつつ弁当を口に運ぶ俺の隣、 美鈴が栗鼠の如くパンを頬張る光景は、それからしばらくの間続いたのだった。 「ごちそうさまでした…」 「お粗末さんでした…でいいのか?」 「たぶん」 「そっか」 どちらからともなく笑いが漏れる。 空の弁当箱を包み終えた俺に 「○○さん、その、また…お願いできます?」 「あぁ、ヤキソバパン? お安い御用だ」 「ありがとうございます…」 ニコリと笑う美鈴を見て、俺の心に暖かいものが広がる。 ついでに僅かな悪戯心も。 「ところで…俺からも一つお願いがある」 「はい?」 いざ言うとなると緊張するが、チャンスは今しかないのだ、踏ん張れ俺! 「食休みに…その、膝枕を、だな」 「はぁ、いいですよ。 どうぞ」 「…あれ、意外にあっさり? もうちょっと照れるとか」 「言わないで下さい、これでも心臓バクバクしてるんです」 「そりゃ触って確かめろと言う…いや待て膝蹴りよりも膝枕がいいなぁ俺は!」 さっき食ったばっかの弁当との対面を全力で拒否して、座り直した美鈴の膝に頭を乗せる。 おお、やっぱり女の子の体ってーのはやーらかいもんなんだなぁ…。 「…悪いな」 「はい?」 「こんな状態じゃ門番が出来んだろ」 「いえいえ、これもやきそばぱんのためです」 「左様でございますか」 ある意味正直な返答に思わず苦笑を漏らしてしまう。 そんな俺を見たからか、彼女も笑みを浮かべる。 柔らかな笑顔の頬に、僅かな朱色。 「でも、貴方にこうしてあげたかったのも本心ですよ?」 「…………」 「あのぉ、○○さん?」 まずい、今のは非常にまずい。 完全な不意打ちです、クリティカルです。 彼女の顔を直視出来ず、強引に顔を横に向けながら、何とか一言だけ口にする。 「…眠くなってきたから、寝る」 「あ、もしかして照れて」 「…ぐー、ぐー」 「こら、狸寝入りしない!」 ポコポコと側頭部を打擲されながら、ではあるが。 俺は柔らかな日差しと柔らかな枕と共に、至上の昼下がりを堪能したのだった。 after? 「どうするんだ、この二人」 「しばらくこのまま、が一番かしら」 「………起こさないのか?」 「起きた時の反応が楽しみでしょう」 「…天狗が来て記事になるかも、だぜ?」 「それもまた面白、よ」 「うっへぇ…悪い上司だぜ」 「ぅん…め~りん~」 「くぅ…くぅ…」 7スレ目 293 「ごろん」 美鈴の膝枕。 「んん……めーりん、柔らかい…………」 「もう、何を馬鹿なこと言ってるんですか……」 「ほんとのことだもん……」 「って、ちょっと膝枕でうつぶせは……!」 美鈴のお腹に顔を埋めてみる。 「めーりん、温かい……いい匂い…………」 「もう…………本当にしょうがないですね、○○さんは…………」 抱えるようにして頭を優しく撫でてくれた。 7スレ目 303 今日から、ゴールデンウィークで久しぶりに出かけることにした。 「美鈴は何処に行きたい?」 て、聞いてみたら 「私は、○○さんと一緒なら何処にでも付いて行きますよ」 7スレ目 674 「俺も今日付で門番になった。そんなわけだから頼むぜ相方さん。ああ心配すんな、 俺は思ってるほどヤワじゃないぞ。足腰は強い方だから長時間突っ立ってるのも 苦じゃないし、日射病への防御も済んd……あ?戦力外?うるせーな、どうせ凡人だよ。 だがよ、侵入者を門前に暫く留めておく位は出来るぜ?口は達者だからな。言わば お前が錠前なら俺はドアノブだ、多少は通り難いように渋くなってやるさ……何より、 勤務中はお前を退屈させない、これが俺の最大の任務だ」
https://w.atwiki.jp/thydsh/pages/702.html
弾幕創造主 場所 難易度 この時の曲 紅美鈴 東方紅魔郷三面中ボス E・N・H・L ♪明治十七年の上海アリス Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 虹符「彩虹の風鈴」 - - - めっちゃ綺麗で好きです!! -- にじいろすたー (2023-04-11 20 05 30) 名前 コメント Easy Normal Hard Lunatic
https://w.atwiki.jp/touhourowa/pages/45.html
華人小娘 紅 美鈴(ほん めいりん) 【種族】 妖怪 【能力】 気を使う程度の能力 『紅魔郷』3面ボス。紅魔館の門番を務める華人風の妖怪。 主に湖からやってくる妖精を迎撃している。 門番以外にも色々と仕事を任されているらしく、紅魔館の庭にある花畑の管理人でもあるという。 更に妖怪でありながら人を襲わず、逆に人間と親しく話すことから穏和な性格であることがうかがえるが、その一方で侵入者に対しては容赦がない。 武術の達人であり、試合を申し込みにくる武道家も多いらしい。 弱点らしい弱点がなく普通の人間相手には強いが、妖怪としてはそれほど強くない。 朝は太極拳、昼には昼寝をしている姿が目撃されている。 以下、本ロワにおけるネタバレを含む + 開示する 紅 美鈴の本ロワにおける動向 初登場話 15 紅の門番と紅い神様と 死亡話 110:赤い相剋、白い慟哭。 登場話数 8話 スタンス 対主催(殺し合い反対派・人探し) ランダム支給品 ボール型煙幕 現在状況 一日目真昼に死亡 他の参加者との関係(最新話時点) キャラ名 関係 解説 初遭遇話 秋 静葉 共闘 開始直後に遭遇し、穣子捜索を手伝うことに 15 紅い門番と紅い神様と 西行寺 幽々子 共闘 魔法の森で遭遇し、一時同行するがすぐに離れ離れに 46 西行寺幽々子の神隠し ルーミア 敵対 襲撃を受け手傷を負うが、切り抜ける 80 So Why? 鈴仙・優曇華院・イナバ 不信感 魔法の森で遭遇し、情報交換を行う 静葉を切り捨てるような言動・行動に不信感を抱く 90 亡き少女の為のセプテット 蓬莱山 輝夜 敵対 人里で交戦 善戦するも及ばず、殺害される 110 赤い相剋、白い慟哭。 伊吹 萃香 力を託す 今わの際に気功を送り込む 110 赤い相剋、白い慟哭。 パチュリー・ノーレッジ 旧知の間柄 同じ紅魔館の住人 ロワ内で遭遇せず ―― 十六夜 咲夜 旧知の間柄 同じ紅魔館の住人 ロワ内で遭遇せず ―― レミリア・スカーレット 旧知の間柄 同じ紅魔館の住人 ロワ内で遭遇せず ―― フランドール・スカーレット 旧知の間柄 同じ紅魔館の住人 ロワ内で遭遇せず ―― 本ロワ上の行動 最初に出会った静葉と最後まで行動を共にする。 自身の目的も特に無かったことから、静葉の妹である穣子の捜索を手伝うことになった。 その願いは果たせなかったが、彼女得意の体術で最期まで静葉を守り抜いた。 一度幽々子とも合流したが、すぐに離れ離れになってしまった。 もしこの時フランと同じ出自の美鈴がはぐれていなければ、香霖堂でのあの惨劇は避けられたのかもしれない。 そんなifを想像してみるのも面白いかも。 踏破地域(白が踏破地域) 1■■■■■□■ 2■■■■■■□ 3■■■■■□■ 4■■■□□□■ 5■■■■■■■ 6■■■■■■■ 7■■■■■■■ \A B C D E F G F-1→G-2→F-3→F-4→E-4→D-4 ※カッコ表記はそこを踏破したと推測される地域
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/4328.html
紅美鈴〔ほん めいりん〕 作品名:東方紅魔郷 作者名:[[]] 投稿日:2008年2月6日 画像情報:640×480px サイズ:94,335 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年2月6日 個別ほ 東方紅魔郷